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キャビア(caviare)
ちょうざめの卵巣を塩漬けにした半貯蔵食品。卵膜をとり除いたちょうざめの卵巣を目のあらいふるいに入れ、卵粒を一つずつ分離して塩漬けにする。特有の風味と歯ざわりがあり、世界三大珍味の一つに数えられている。色は薄墨色か、黄がかった黒色をしている。
〔種類〕
粒が大きく高価なものから、ベルーガ、オセトラ、セブルーガがある。この呼び名は、それぞれのちょうざめの名をとったものである。また、オセトラの中に「ゴールデンキャビア」と呼ばれる金色のものがあるが、14尾に対して1〜2尾の割合でしか得られず、市場にはほとんど出ない貴重品である。缶詰め、瓶詰めに製品化されているが、その製法により、大きく分けて三種類ある。最も一般的なものは塩漬けで、塩分7〜10%を含み、主に暑い季節にとれた卵が原料である。また、「マロソル」と表示されていつものは、塩分3〜4%で生に近い。光沢があり、最高級品とされている。ほかに「プレス.キャビア」がある。これは、塩漬けにしたものを布に包んで圧搾し、余分な液を除いたものである。この三種類からさらに、それぞれフレッシュと殺菌キャビアに分けられている。
〔主産地、流通事情〕
ロシア、イラン、カナダ、アメリカ、ブルガリアなどで漁獲されるが、ロシアのカスピ海である。中でも最高級とされるのが、ロシアのカスピ海に注ぐボルガ川の河口アストラハンやクラウ川、ドニエプル川、黒海に注ぐリオン川、イングウル川でとれたものである。現在、資源が減少傾向にあるのに対し、需要が増加しているため、世界的に品不足の状態である。
〔選び方、保存法〕
●缶詰め、瓶詰めの製品はそれぞれ、ベルーガが青キャップ、オセトラが黄キャップ、セブルーガが赤キャップと区別されている。●保存期間は、フレッシュで1年ほどもち、殺菌キャビアはフレッシュより日もちする。冷蔵庫で保存する。
〔食べ方〕
そのままレモン汁をしぼりかけて食べたり、薄く切った黒パンやクレープなどの上にサワークリームとともにのせてもよい。また、カナッペ、スープ、冷製オードブルなどの飾りにされる。
THE ENCYCLOPEDIA OF COOKING AND FOOD
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